星空男子~東大生かなたのブログ~

星空好きな東大生が、星空と神話の記事を書いています。

ぎょしゃ座|[ハンデを乗り越えた王様] 1等星カペラ・ギリシャ神話を紹介

1.ぎょしゃ座(英語:Auriga)の基本

f:id:hoshizora-danshi:20200827085737j:plain

画像出典元:Unsplash

ぎょしゃ座は将棋の駒のような5角形で、冬の夜空を彩る星座です。

ちなみに馭者(ぎょしゃ)とは、「馬を扱う人」と言う意味です。

一等星カペラをはじめ、M35~M38など多くの天体を楽しむことができます。

f:id:hoshizora-danshi:20200827083506j:plain

画像出典元:2MASS M35

 

f:id:hoshizora-danshi:20200827083542j:plain

画像出典元:2MASS M37

 

f:id:hoshizora-danshi:20200827083605j:plain

画像出典元:2MASS M38

ぎょしゃ座イプシロン星の伴星は、形状が多くの謎に包まれていると話題です。

計算結果と一致するには、平たい円盤状の星であるか、

太陽の400倍の直径をもつ半透明の球体である必要があるそうです!


そんな星、本当に存在するんですかね?

 

2.ぎょしゃ座の神話

f:id:hoshizora-danshi:20200827085658j:plain

画像出典元:Unsplash

ぎょしゃ座は、アテネの王様・エリクトニウスがモデルになっています。

エリクトニウスは、民衆にも慕われ愛された王様でした。

しかし、生まれつき足が悪く、一人で歩くことができませんでした。


アテネが戦争に参加する時は、他の兵士のように走ることはできませんでしたが、

自ら馬車を発明し、戦場を自由自在に駆け回って多くの戦功をあげました。


神はエリクトニウスの立派な武勇を讃えて、夜空の星座にしたと言われています。

ハンデを乗り越えて戦った王様の姿が、今でも夜空に輝いているのですね!

 

3.まとめ

いかがでしたか?

ぎょしゃ座はたくさんの散開星団が見られましたね。

1等星カペラは冬のダイヤモンドも形成している、有名な星です。

勇気ある王の神話も覚えておくとよいでしょう!