カシオペヤ座|[美星団のオンパレード] カシオペアとの違いを解説・ギリシャ神話も
1.カシオペヤ座(英語:Cassiopeia)の美しい星々
カシオペヤ座は一年を通して見ることができる星座です。
5つの星がWの形をしており、夜空でも非常に見つけやすい星座です。
星座の大部分が天の川の中にあり、かなりの美しさを誇っています。
カシオペヤ座にはたくさんの散開星団と、レアな黄色極超巨星が存在しています。
それぞれ見ていきましょう!
1.美しい天体のオンパレード!散開星団を一挙紹介!
こちらのM52は、約200個の星の集まりです。
口径20センチ程度の望遠鏡で、星々の姿を確認することができます。
こちらのM103は、約40個ほどの星が集まった散開星団です。
個人的に好きな星団です。
きれいですね、、NGC457、、
2.宇宙で7つ!激レアなカシオペヤ座V509星とは?
カシオペヤ座V509星は、広がった大気を持つ大質量の巨星です。
現在黄色極超巨星、全宇宙で7つしか発見されていない激レアな恒星ですが、
カシオペヤ座は、もうひとつ黄色極超巨星を擁しています。
宇宙に7つしかない星を2つも持っているのですね。
それにしても宇宙に7つしかない星だなんて、まるでドラゴンボールですね笑
2.「カシオペア」と「カシオペヤ」どっちが正しいの?
調べてみたところ、
「どっちでもいいけど、カシオペヤが一応の正式名称」らしいです笑
元の言葉が外国の言葉なので、日本語が一つに決まらないのは仕方ないですよね。
「サファイヤ」と「サファイア」どちらでもいいのと同じです。
日本の小学校では「カシオペヤ」で教えるのが基本らしいですが、
特急の名前や施設の名前には「カシオペア」も広く浸透しています。
むしろ「カシオペア」の方が多く使われている気もします。
人に聞かれた時にこの説明ができると、スマートでかっこいいですね!
3.カシオペヤ座の神話
カシオペヤ座は、ギリシャ神話では古代エチオピアの王妃とされています。
王であるケフェウスを夫に持ち、娘にはアンドロメダがいます。
この3人はみな星座となっており、夜空でもすぐ近くに見ることができます。
カシオペヤはいつも娘のアンドロメダの自慢ばかりしていました。
そしてある時、「海の神・ポセイドンの孫娘であるネイレドの妖精よりも美しい!」
と言ってしまったのです。
これに怒ったポセイドンはお化けクジラのティアマトを呼び寄せ、
エチオピアの国を襲わせ、めちゃくちゃにしてしまいました。
ポセイドンは、ティアマトをおとなしくさせる代わりに、
アンドロメダを生贄に捧げることを要求しました。
そして、カシオペヤは泣く泣くこれを受け入れるのです。
お化けクジラの前にアンドロメダが差し出され、襲われるその瞬間!
どこからともなくやってきた勇者・ペルセウスによって間一髪、救われるのです。
その後、アンドロメダとペルセウスは結婚して幸せに暮らしたと言います。
4.まとめ
いかがでしたか?
カシオペヤ座は夜空でも非常に見つけやすい星座でした。
とても美しい領域なので、天体観測にもぴったりでしたね。
ちなみにカシオペヤ座は北極星を見つける目印として有名ですが、
おなじく北極星の目印になる、北斗七星の記事も読んでみてくださいね!