かに座|春を代表する星座・プレセペ星団も解説
1.かに座(英語:Cancer)の基本とプレセペ星団(M44)
かに座は、しし座と共に春を代表する星座です。
5000年以上前に作られた星座で、トレミー48星座にも数えられています。
星座占いでおなじみのかに座は、黄道十二星座のひとつとなっています。
6/22~7/22生まれの方は、かに座に思い入れが強いのではないでしょうか。
かに座はあまり目立たない星座ですので、夜空で探すのは少し大変です。
そこで目印になるのが、かに座の星に囲まれたプレセペ星団(M44)です。
約200個の星が集まった散開星団で、肉眼でも淡い光の塊として見ることができます。
ちょうどかにの甲羅の部分に位置しています!
ちなみにプレセペ星団の星々の年齢は約7億歳。
太陽は46億歳ですから、とても若い星々の集まりだと言えますね!
2.かに座の神話
かに座のモデルは、ヘルクレスの冒険に出てきた大蟹です。
この大蟹は、ヘルクレスが怪物ヒドラを退治した時の話に登場します。
怪物ヒドラはレルネアの泉に住み、9つの頭を持っていました。
ヒドラの攻撃は強く、いくら頭を切っても再生するため、
ヘルクレスはこの怪物ヒドラ退治にひどく苦戦していました。
その時、大蟹カルキノスが参戦します。
しかし、カルキノスは勇者ヘルクレスではなく怪物ヒドラの味方をしたのです。
この大蟹は、ヘルクレスを嫌っているヘラによって派遣されたのでした。
しかし、かにであるカルキノスとヘルクレスとの力の差は歴然としており
カルキノスは特に見せ場もなく、一瞬でヘルクレスにやられてしまいました。
戦果を挙げず、悲劇的に死んでしまったカルキノスですが、
ヘラは、立ち向かったその勇気を讃えて星座にしたと言われています。
3.まとめ
いかがでしたか?
かに座は星座占いで有名ですが、プレセペ星団が見られることでも有名でした。
悲劇的な神話は、かに座の人はあまり気に入らないでしょうね、、
目立たない星座だからこそ、神話を話せると面白いでしょう!