星空男子~東大生かなたのブログ~

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ふたご座|実は仲が悪い?ポルックスとカストルの神話

1.ふたご座(英語:Gemini)の基本

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画像出典元:Unsplash

ふたご座は、冬の夜空の天頂付近でみられる星座です。

トレミーの48星座であり、黄道十二星座でもあります。

星座占いでいうと、5/21~6/21生まれの方がふたご座になりますね。


ふたご座付近の領域は、冬の天の川の東岸にあたり、

数多くの散開星団がみられることでも有名です。


2.実は仲が悪い?双子星のポルックスカストル

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ふたご座には兄星カストルと弟星のポルックスがあります。

実はこの2つの星、双子と言いつつも全く性質が異なるのです。


兄星のカストルは、3組の連星から構成される6重連星です。

一番明るい恒星は2.0等級の白色星となっています。


一方、弟星のポルックスは1等星で、全天で17番目に明るい星です。

色も白色のポルックスと違い、黄色味を帯びています。

太陽の直径の9倍を持ち、「テスティマス」という惑星を持つことでも有名です。


綺麗な惑星状星雲であるNGC2392(エスキモー星雲 )や、

10~15等星の星が大量に集まった淡い散開星団、NGC2340などの見所ある星団は、

すべて弟星のポルックスの近くにあります。


兄よりも弟の方が明るく見所も多いとなると、嫉妬から兄弟仲も悪いのでは?

と思いますよね。


でも安心してください、実はこの双子はとても仲がいいんです。

次の章で神話をご紹介します。

3.兄弟愛に溢れてた!ふたご座の神話

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ふたごの兄弟である兄カストルと弟ポルックスは、

大神ゼウスとスパルタの美しい王妃レダの間に生まれました。


彼らはとても仲が良く、切磋琢磨して立派な戦士に育ちました。

特に弟のポルックスは不死身の能力を持っていたため、戦場では敵なしでした。


しかし、ある日の戦いで、兄カストルが矢に射られて重傷を負ってしまいます。

カストルは不死身ではないため、治療も虚しくどんどんと弱っていきました。

そして、とうとうカストルは亡くなってしまいました。

弟のポルックスは兄カストルの死をとても悲しみました。

「死ぬときも兄さんと一緒がいい!そのためなら俺は不死身を捨てる!」

そう言ってポルックスは、大神ゼウスに自分も死なせてくれるように頼みました。


ゼウスは悩みましたが、この双子の兄弟愛を美しく思い、

ポルックスの不死身の魔法を解いて、二人を一緒に星座にしてあげたそうです。


ふたご座の神話には美しい兄弟愛があったのですね。


4.まとめ

いかがでしたか?

星座占いでも有名なふたご座ですが、それぞれの星には特徴がありましたね。

性質の全く異なる双子星ですが、とても兄弟仲は良かったようです。

神話の話もできると、一目置かれることでしょう!