はくちょう座|巷でデカすぎると話題のV1489星とは?デネブも解説
[:1.はくちょう座(Cygnus)の基本]
[:2.巷でデカすぎると話題のV1489星ってなに?]
[:3.デネブと天の川、七夕伝説]
[:まとめ]
1. はくちょう座(英語:Cygnus)の基本
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はくちょう座は、夏の北天を彩る代表的な夏の星座です。
白鳥の尻尾に明るく輝く星、1等星のデネブが有名ですね。
ベガ、アルタイルとともに夏の大三角を成しています。
ちなみに、この面白い語感の「デネブ」ですが、語源はアラビア語で
「(雌鶏の)シッポ」という意味なんだそうです。
はくちょう座のシッポの位置にあるとはいえ、単純なネーミングですね。
さて、はくちょう座にはデネブ以外にも有名な星があります。
その星の名前は、アルビレオ。
アルビレオは白鳥のくちばしにある3等星で、橙と青に輝く二重星です。
かの有名な宮沢賢治もこの星を愛し、
「トパーズとサファイア」にその美しさをたとえました。
アルビレオも星空男子なら知っておきたい有名な星と言えるでしょう!
2.巷でデカすぎると話題のV1489星ってなに?
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突然ですが、V1489星という赤色超巨星を知っていますか?
はくちょう座方向にあり、しばしばネット上でも有名なこの恒星。
実は、観測された中で1番直径が大きい恒星だそうです!
その直径はなんと約23億キロ!!!
23億!!!デカすぎ!!!
ピンとこないという方のために太陽の直径と比較すると、
これは太陽の直径の約1650倍に当たります!
体積で考えると、太陽を約45億個集めるとやっと同じ大きさになりますね。
まさに宇宙のスケールは無限大∞ですね、、!
3.デネブと天の川、七夕伝説
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7月7日の夜は年に一度だけ、彦星と織姫が天の川を渡って出会える日。
七夕伝説は中国発祥ですが、日本でも有名ですよね。
彦星・織姫は、わし座のアルタイル・こと座のベガです。
デネブは一見関係ないように見えますが、実は大役を担っています。
一説によると、
デネブは天の川の橋渡し役をするカササギだと言われています。
つまり、デネブの橋渡しのおかげで彦星と織姫のデートが成立しているのです。
七夕に願いを込める時は、デネブのことも思い出してあげましょうね!
ちなみにこれは豆知識なのですが、
「かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きをみれば 夜ぞ更けにける」
にも、天の川の橋渡しをするカササギとしてデネブが登場しています!
百人一首もすらっと出てきたら、かっこいいですね〜!
まとめ
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いかがでしたか?
はくちょう座は夏の大三角のデネブ以外にも、多くの見所がある星座でしたね。
アルビレオは天体観測でもメジャーな天体ですから、しっかり覚えておきましょう。
七夕伝説の話も、人前で話せるようにしておくと、一目おかれること間違いなし!
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