いて座|[美しすぎ]天体の宝庫!三大星雲の天体画像と解説 神話も
1.いて座(英語:Sagittarius)の基本と南斗六星!
いて座は夏の南の空を彩る代表的な星座です。
さそり座の左隣、天の川が最も幅広く明るいところに位置しています。
いて座は黄道十二星座のひとつで、星座占いでもおなじみですね。
11/23~12/21生まれの方は思い入れが強い星座でしょう。
いて座は一番明るい星でも1.85等星なので、夜空では少し探しづらいです。
しかし、いて座には目印になる特徴的な星の並びがあります。
まるで北斗七星のような6つの星の並び、「南斗六星」です。
有名な「北斗七星」に対してのこの呼び名は昔の中国から伝わってきました。
ちなみに西洋では、ミルキーウェイ(天の川)の星をすくうスプーンという意味で、
「ミルクディッパー」と呼ばれています。
ミルクディッパーの話ができると、少しロマンチックな雰囲気をつくれますよ!
「北斗七星」については以下の記事を読んでみてくださいね!
2.いて座は魅力だらけ!三大星雲を解説
いて座には明るい星雲がたくさん存在していますが、
その中でも有名な3つの星雲が「いて座の三大星雲」と呼ばれています。
三大星雲の中にある綺麗な画像も紹介していきます。
1.干潟星雲(M8)
干潟星雲は肉眼でも確認することができる、非常に明るい散光星雲です。
星雲の至る所にボック・グロビュールという暗黒星雲の塊があるのも特徴です。
2.三裂星雲(M20)
明るい星雲が3つに分かれているように見えることから名付けられました。
3.オメガ星雲、白鳥星雲(M17)
オメガ星雲は小さくて明るい星雲です。
すぐ北にあるわし星雲(M16)と同じ領域にあります。
白鳥星雲という別名もあるように、逆さの白鳥の姿を昔の人は想像してきました。
3.いて座の神話
いて座のモデルとなったのは、半人半馬のケイロンという英雄です。
ケイロンは狩の名手で、数多くの教え子たちに弓矢を教えていました。
12の冒険で有名なヘラクレスも彼に教わった一人でした。
ある日、ケイロンはケンタウロス族の争いに参加することになりました。
しかしその争いの相手は、教え子のヘラクレスだったのです。
ケイロンが相手にいることを知らないヘラクレスは威勢良く弓矢を放ちました。
そして、その弓矢によってケイロンは死んでしまうのです。
いて座の神話には、教え子と先生の悲しい物語があったのですね。
4.まとめ
いかがでしたか?
いて座は天の川の近くにあるため、非常に見所が多い星座でした。
三大星雲は有名なので、ぜひ覚えておきたいですね!
いて座の隣にある星座、さそり座の記事も合わせて読んでみてくださいね!
さそり座|[天体の宝石箱!]「さそり座の女」の真実とは!?神話とアンタレス
1.さそり座(英語:Scorpio)の基本と美川憲一さんの真実
さそり座は夏の夜空を彩る、代表的な星座です。
赤い一等星アンタレスを中心に、大きなS字を描いたこの星座は、
夜空でも非常に見つけやすい星座です。
黄道十二星座のひとつで、星座占いでもよく耳にしますね。
さそり座は10/24~11/22生まれの方ですね。
彼は5月15日生まれなので、「おうし座の男~♪」です。笑
星座も性別も違うのですね笑
さそり座は黄道上にあるため、太陽系の天体とよく近づきます。
アンタレスの近くに月や火星、木星などが並ぶ姿はとても美しいですよ。
2.美しい天体がたくさん!さそり座周辺は観測にもってこい
私たちの住む天の川銀河の中心は、さそり座のしっぽの上にあります。
そのため、さそり座周辺ではたくさんの星が重なり合ってひときわ明るく見えます。
たくさんの散開星団や球状星団が存在しており、魅力が満載です!
α星の1等星アンタレスは太陽の600~800倍の直径を持つ赤色超巨星です。
赤星・大火などと呼んでいた地域もあるほど、赤く輝く星です。
0.8等星の明るさで、夜空では火星と間違うほど目立つ星となっています。
またさそり座μ星は、3.0等級と3.6等級の青い恒星の二重星として有名です。
日本では古くから、その接近した星々が相撲を取っているように見えたことから、
「すもうとり星」と呼ばれ親しまれてきました。
3.オリオンもブルブル!さそり座の神話
さそり座のギリシャ神話をご紹介します。
狩人オリオンは、自他共に認めるナンバーワンの狩人でした。
ある時、仲間たちと酒を飲んでいたオリオンは酔っ払ってしまい、
「天下に私より強い狩人などおらん!!俺様に狩れない獲物はない!!」
と、なんとも傲慢なセリフを言ってのけたのです。
あまりにも思い上がっているオリオンの言葉に、神々は怒りを抑えられませんでした。
特に、大地の女神ガイアの怒りはとても大きなものでした。
「お前が獲物を狩れるのは、私が与えてやっているからだ!」
怒ったガイアは、1匹の毒サソリにオリオンを刺し殺すように命じます。
サソリはオリオンの足に忍び寄ると、チクリ!と猛毒の針を突き刺しました。
流石のオリオンも毒サソリにはかないません。
オリオンはその場に倒れこみ、そのまま死んでしまいました。
毒サソリはその功績を認められ、星座になったと言われています。
オリオンも冬の代表的な星座となっていますが、今でもサソリを怖がっており、
さそり座が東の空から昇ると、オリオン座は逃げるように西の空へと沈んでいきます。
あの最強狩人オリオンを倒したサソリは、とても強いですね!
4.まとめ
いかがでしたか?
さそり座は夏の夜空でとても目立つ星座でした。
たくさんの天体が存在しているため、望遠鏡を使った観察にもピッタリです!
さそり座の神話を思い出しつつ、ぜひ一度夜空を眺めてみてください。
てんびん座|[夜空の青信号] 全天で唯一!グリーンに輝くβ星、神話も
1.てんびん座(英語:Libra)の基本情報
てんびん座は夏の夜空に輝く星座です。
黄道十二星座のひとつなので、星座占いでもおなじみですね。
9/23~10/23生まれの方がてんびん座になります。
てんびん座は一番明るい星でも3等星なので、目立たない星座だと言えるでしょう。
ただ、さそり座の頭のすぐ近くにあるため、夜空で見つけるのは簡単です。
実は昔はさそり座のハサミの部分だったそうで、ローマ時代に独立したそうです。
てんびん座のα星はズベネルゲルビという猛烈なインパクトの名前です。
これはアラビア語で「南の爪」という意味だそうです。
ズベネルゲルビ、、一度聞いたら忘れませんね笑
ちなみにβ星は全天で唯一、緑色に輝くことで知られています。
ただ、緑色といってもそれは表現で言われているのであって、
実際の色合いは青白に近い色をしています。
2.てんびん座の神話
画像出典元:Pixabay
てんびん座の天秤は、女神アストレアの天秤だと言われています。
アストレアは正義の女神として知られており、その天秤を使って、
死者の魂を裁いて、天国か地獄かを審判する仕事をしていました。
かつて太古の時代には、神々と人々は違いを尊重して共存していました。
平和な日々が続き、アストレアの天秤もずっと善の方向に傾いていました。
しかし、パンドラが悪が封印されていたパンドラの箱を開けてしまったことにより、
世界中に悪が広がっていきました。
人々は、自分の容姿や富ばかりを気にし、お互いを傷つけあうようになりました。
そして戦争を起こし、殺し合いまで始めてしまったのです。
神々は、人々との共存を諦め、地上を捨てて天界へと帰っていきました。
しかし、正義の女神アストレアだけは地上に残り続けます。
そして、人々に善行を心がけるように必死で訴えかけました。
しかし、アストレアの訴えもむなしく人々の争いはどんどんエスカレートしました。
ついに、アストレアの天秤も悪の方向をずっと指し示すようになってしまいます。
その状態に耐えられなくなったアストレアはついに天界へと帰ってしまいました。
てんびん座には正義の女神の物語があったのですね。
いつかまた、再び天秤が善の方向を指す時代がくるといいですね、、
3.まとめ
いかがでしたか?
てんびん座は星座占いで有名ですが、昔はさそり座の一部だったようですね。
正義の女神アストレアの神話は、人間のあり方について少し考えてしまう内容でした。
人間が善に戻れるように最後まで信じてくれた女神様がいたということを、
てんびん座を見るたびに思い出してしまいますね。
おとめ座|美しい銀河団の宝庫!おなじみスピカも紹介
1.乙女座(英語:Virgo)の基本
おとめ座は春を代表する星座です。
1等星スピカは全天で2番目の大きさを持つ恒星ですが、
星座としては目立ちづらく、慣れるまでは探すのが難しいです。
乙女座の付近には大量の銀河が散らばっていることでも有名です。
「おとめ座銀河団」は2500もの銀河が5900万光年の彼方に集まってできています。
ちなみに私たちが住む天の川銀河も、この銀河団に属しているんですよ!
2.魅力パンパン!おとめ座の天体
1.「真珠星」1等星スピカ
スピカはおとめ座のα星で、全天で16番目に明るい1等星です。
夜空での見つけ方は意外と簡単で、「春の大曲線」を利用します。
まずは北斗七星を見つけ、取っ手の部分をそのまま伸ばしていきます。
そのまま曲線を伸ばしていき、次にぶつかる明るい星がスピカです。
スピカからさらに先に伸ばすと、からす座の四辺形にぶつかります。
春の大曲線は夜空ではすごくわかりやすい目印になりますよ!
ちなみにスピカは日本名で「真珠星」と呼ばれています。
これは、冥王星の和訳命名をしたことでも有名な故・野尻抱影さんがつけたそうです。
2.宇宙最大の謎!?宇宙で最も明るいクエーサー
発見当初、宇宙最大の謎であると話題になったのがクエーサーです。
あまりにも離れた距離にあるため、光学望遠鏡では点光源にしか見えず
準恒星状天体と呼ばれています。
24億光年先にある楕円銀河の中心核であるということが分かっています。
ちなみにクエーサーは宇宙一明るい天体としても有名です。
ある時、天文学者たちはクエーサーの放出エネルギーを計算してみました。
すると現実ではありえないほどの計算結果となり、学者たちは驚いたと言います。
クエーサーには、人類の未知がたくさん詰まっているのですね!
3.おとめ座の神話
ギリシャ神話では、おとめ座は収穫の女神デメテルの姿だと言われています。
ある日、デメテルの娘・ペルセポネが冥界の王ハデスに誘拐されてしまいました。
デメテルは娘がいなくなってしまったことを悲しみ、洞穴に閉じこもりました。
すると、草木は枯れ果てて大地が荒廃してしまったのです。
これを見かねたゼウスは、冥王ハデスにペルセポネを返すように要求しました。
そして、ペルセポネが地上に帰ってくるとデメテルは元気になり、
大地には再び、緑が戻りました。
しかし、一度冥界に行ってしまったペルセポネは毎年4ヶ月間冥界に行かねばならず
その期間はデメテルも洞穴に閉じこもるようになりました。
その植物が枯れ果ててしまう4ヶ月が、冬という季節の始まりだと言われています。
おとめ座の神話には、冬の始まりの原因があったのですね!
4.まとめ
いかがでしたか?
星座占いでも有名なおとめ座ですが、多くの見所が詰まっていました。
おとめ座銀河団を始め、たくさんの美しい銀河が見られるのが魅力です。
1等星スピカも探し方を覚えて、ぜひ一度夜空で探してみてくださいね!
おとめ座以外の春の代表的な星座を以下の記事で紹介しています。
合わせて読んでみてください!
しし座|[百獣の王] 魅力がたくさん!!有名な星と神話を解説
1.しし座(英語:Leo)の基本
しし座は、かに座とともに春を代表する星座です。
黄道十二星座のひとつで、星座占いでは7/23~8/22生まれの方があてはまります。
春の星座は基本的に探しにくいですが、最も探しやすい形をしているのがしし座です。
一等星のレグルスをはじめ、2等星のデネボラ・アルギエバが輝いています。
しし座には、銀河が多く集まっている銀河群が2つもあります。
M66銀河群とM96銀河群、それぞれ見事な渦巻銀河を観察することができます。
2.美しい星々の紹介・レグルス、デネボラとアルギエバ
しし座には有名な星が多く存在しています。
この章では、3つの代表的な恒星を紹介していきます!
1.百獣の王の星・α星のレグルス
レグルスはしし座唯一の一等星です。
全天で21ある一等星の中で最も暗い一等星となっています。
百獣の王なのに、一番暗いのは意外ですね。
このレグルスは、時折見られる「レグルス食」という現象でも有名です。
レグルスはほぼ黄道の上にあるため、時々月の背後に隠れてしまいます。
このように、レグルスが他の天体に隠される現象をレグルス食と言います。
1959年の七夕の日には、金星に隠される珍しいレグルス食も起こりました。
また、レグルスは昔の星占いで王の運勢を占うのに使われていました。
そのため「ロイヤル・スター」という別名も持っています。
2.春の大三角を形成!β星のデネボラ
デネボラはアラビア語で「獅子の尾」を意味する2等星です。
おとめ座のスピカ、うしかい座のアルクトゥールスと春の大三角を構成しています。
3.春を代表する二重星!γ星のアルギエバ
黄金に輝く二つの星が綺麗に見えることで有名です。
その美しい輝きと、簡単な天体望遠鏡で観測が可能なことから、
多くの天文愛好家に愛されています。
3.しし座の神話
しし座は、ヘルクレスによって退治されたネメアの森の人喰いライオンがモデルです。
ネメアの森には、いつ頃からか人喰いライオンが住み着き、
森を通る商人や旅人たちを襲って、大きな被害を出していました。
村人たちは大神ゼウスに祈りを捧げるようになりました。
そして村人たちの祈りを受け取ったゼウスは、
勇者ヘルクレスにネメアの森の獅子の退治を命じるのです。
ヘルクレスはさっそく木の棍棒を担ぎ、森の奥へと進んでいきました。
そして、森の一番奥の岩穴で獅子と対峙します。
ヘルクレスはいきなりその棍棒を力強く獅子の頭に振り下ろしました。
しかし、獅子はビクともせず、棍棒は真っ二つに割れてしまいました。
武器を失ったヘルクレスに、獅子は勢いよく飛びかかってきました。
前足で押さえられたヘルクレスは、必死で鉤爪の攻撃をよけながら、
獅子の首を、その腕で力一杯締め上げました。
このヘルクレスと獅子の戦いは、三日三晩続いたと言われています。
ヘルクレスは3日以上に渡り獅子の首を締め続けました。
最後に獅子は力尽き、ヘルクレスの獅子退治は幕を下ろしました。
獅子退治の話は、ヘルクレスの12の冒険の中でも有名ですね。
この獅子がしし座となり、春の夜空を彩っています。
しし座の神話は壮絶な戦いの物語だったのですね!
4.まとめ
いかがでしたか?
しし座には、魅力的な星が3つもありましたね。
特にレグルスは見所が多い星なので、しっかり覚えておきましょう。
ネメアの森の獅子の神話も話せると、教養の深さを示せるでしょう。
かに座|春を代表する星座・プレセペ星団も解説
1.かに座(英語:Cancer)の基本とプレセペ星団(M44)
かに座は、しし座と共に春を代表する星座です。
5000年以上前に作られた星座で、トレミー48星座にも数えられています。
星座占いでおなじみのかに座は、黄道十二星座のひとつとなっています。
6/22~7/22生まれの方は、かに座に思い入れが強いのではないでしょうか。
かに座はあまり目立たない星座ですので、夜空で探すのは少し大変です。
そこで目印になるのが、かに座の星に囲まれたプレセペ星団(M44)です。
約200個の星が集まった散開星団で、肉眼でも淡い光の塊として見ることができます。
ちょうどかにの甲羅の部分に位置しています!
ちなみにプレセペ星団の星々の年齢は約7億歳。
太陽は46億歳ですから、とても若い星々の集まりだと言えますね!
2.かに座の神話
かに座のモデルは、ヘルクレスの冒険に出てきた大蟹です。
この大蟹は、ヘルクレスが怪物ヒドラを退治した時の話に登場します。
怪物ヒドラはレルネアの泉に住み、9つの頭を持っていました。
ヒドラの攻撃は強く、いくら頭を切っても再生するため、
ヘルクレスはこの怪物ヒドラ退治にひどく苦戦していました。
その時、大蟹カルキノスが参戦します。
しかし、カルキノスは勇者ヘルクレスではなく怪物ヒドラの味方をしたのです。
この大蟹は、ヘルクレスを嫌っているヘラによって派遣されたのでした。
しかし、かにであるカルキノスとヘルクレスとの力の差は歴然としており
カルキノスは特に見せ場もなく、一瞬でヘルクレスにやられてしまいました。
戦果を挙げず、悲劇的に死んでしまったカルキノスですが、
ヘラは、立ち向かったその勇気を讃えて星座にしたと言われています。
3.まとめ
いかがでしたか?
かに座は星座占いで有名ですが、プレセペ星団が見られることでも有名でした。
悲劇的な神話は、かに座の人はあまり気に入らないでしょうね、、
目立たない星座だからこそ、神話を話せると面白いでしょう!
ふたご座|実は仲が悪い?ポルックスとカストルの神話
1.ふたご座(英語:Gemini)の基本
ふたご座は、冬の夜空の天頂付近でみられる星座です。
星座占いでいうと、5/21~6/21生まれの方がふたご座になりますね。
ふたご座付近の領域は、冬の天の川の東岸にあたり、
数多くの散開星団がみられることでも有名です。
2.実は仲が悪い?双子星のポルックスとカストル
実はこの2つの星、双子と言いつつも全く性質が異なるのです。
一番明るい恒星は2.0等級の白色星となっています。
一方、弟星のポルックスは1等星で、全天で17番目に明るい星です。
色も白色のポルックスと違い、黄色味を帯びています。
太陽の直径の9倍を持ち、「テスティマス」という惑星を持つことでも有名です。
綺麗な惑星状星雲であるNGC2392(エスキモー星雲 )や、
10~15等星の星が大量に集まった淡い散開星団、NGC2340などの見所ある星団は、
すべて弟星のポルックスの近くにあります。
兄よりも弟の方が明るく見所も多いとなると、嫉妬から兄弟仲も悪いのでは?
と思いますよね。
でも安心してください、実はこの双子はとても仲がいいんです。
次の章で神話をご紹介します。
3.兄弟愛に溢れてた!ふたご座の神話
大神ゼウスとスパルタの美しい王妃レダの間に生まれました。
彼らはとても仲が良く、切磋琢磨して立派な戦士に育ちました。
特に弟のポルックスは不死身の能力を持っていたため、戦場では敵なしでした。
しかし、ある日の戦いで、兄カストルが矢に射られて重傷を負ってしまいます。
兄カストルは不死身ではないため、治療も虚しくどんどんと弱っていきました。
そして、とうとうカストルは亡くなってしまいました。
「死ぬときも兄さんと一緒がいい!そのためなら俺は不死身を捨てる!」
そう言ってポルックスは、大神ゼウスに自分も死なせてくれるように頼みました。
ゼウスは悩みましたが、この双子の兄弟愛を美しく思い、
ポルックスの不死身の魔法を解いて、二人を一緒に星座にしてあげたそうです。
ふたご座の神話には美しい兄弟愛があったのですね。
4.まとめ
いかがでしたか?
星座占いでも有名なふたご座ですが、それぞれの星には特徴がありましたね。
性質の全く異なる双子星ですが、とても兄弟仲は良かったようです。
神話の話もできると、一目置かれることでしょう!